コロナ対策でビジネスが変わる。
海外ビジネスに学ぶAI翻訳で差がつくテレワーク

新型コロナウイルスの感染が急速に広がる中、多くの企業が在宅勤務やテレワークに踏み切っています。 場所や時間を問わず、自分のライフスタイルに合わせて働けるテレワークは、新型コロナウイルスのパンデミック以前から「働き方改善」として注目されています。 しかし、テレワークには、働き手と企業双方にとってメリットだけでなく、デメリットも存在しています。そこで今回は、海外ビジネスにおけるテレワークの注意事項やビジネスレベルで活用できるAI翻訳についてご紹介しましょう。

海外ビジネスにおけるテレワークのメリット

著者が暮らすオーストラリアでは、コロナ対策以前より就労者の約4分の1が勤務時間の一部をテレワークで担っており(オーストラリア統計局発表)、日本と比べるとテレワークが浸透しています。著者もテレワークを主軸に活動している内の1人です。

場所や時間を問わず、ライフスタイルに合わせた働き方は、育児や介護との両立、障がい者の雇用、さらには海外とビジネスをする上でも有効です。 海外ビジネスにおけるテレワークのメリットを挙げてみましょう。

【テレワークのメリット1:海外との時差や勤務時間にとらわれない】

例えば、14時間の時差があるオーストラリアとアメリカの間でビジネスをする場合、コミュニケーションに遅れが生じてしまいがちです。一昔前はアメリカとの時差に対応するため、多くの企業が夜勤を導入し、アメリカとの取引に備えていました。

しかし、テレワークが推進され、夜間は自宅で対応できるようになり、仕事とプライベートのワークライフバランスを保ちながら働けるようになっています。 IT関係で働く著者の知人は、アメリカの16時にあたる朝6時に起床し、2時間ほど取引先とやりとりをした後、通常通りの業務を行い、14時には仕事を終えています。そのため、学校へのお迎えや習い事への送迎など、育児にも積極的に参加できるようになりました。

テレワークという新しいワーキングスタイルは、住んでいる場所にかかわらず、世界を舞台に活躍できる大きな可能性を秘めています。

【テレワークのメリット2:グローバル化が可能になる】

「時差や勤務時間にとらわれない」ことから、事前にスケジューリングさえすれば、世界各国の人たちとバーチャル会議を用いてリアルタイムでコミュニケーションをとることができます。 実際、現在の新型コロナウイルスのパンデミックにより、渡航はもとより、対面や集団形式の会議が禁じられる中、バーチャル会議というものが必要不可欠になりました。 ネット回線で成り立つテレワークは、従来発生していた莫大な出張費の削減にもつながります。

テレワークだからこそこだわりたい!AI翻訳をおすすめする3つの理由

ただ、テレワークを導入している企業やテレワーク経験者の声をリサーチすると、2つの懸念事項が浮かび上がってきました。 「コミュニケーション」と「セキュリティ」です。 特に海外相手のテレワークとなると、その不安がさらに増すのは言うまでもありません。

これらの懸念を払拭してくれるのが、近年急速なスピードで発達する自動翻訳です。 中でも翻訳の精度やセキュリティ面で信頼できる有料のAI翻訳ツールは、海外ビジネスをよりスムーズに進めてくれるでしょう。 なぜなら、言語や文化が異なる海外ビジネスでは、相手の意思をしっかりと理解し、自分の伝えたいことを的確かつ素早く伝えるコミュニケーション能力が求められるからです。さらに、企業で勤務されている方がテレワークを利用する場合は、離れたメンバーと業務を共有するために、いつも以上に丁寧な説明や資料準備が必要です。AI翻訳ツールを上手に使いこなすことが、テレワークの業務効率化のコツになるでしょう。

【テレワークにAI翻訳をおすすめする理由1:高い翻訳精度】

チャットやメールが主となるテレワークの場合、誤解やミスコミュニケーションを防ぐためにも、文章ひとつひとつの意味やニュアンスをきちんと認識できるAI翻訳ツールをおすすめします。 株式会社ロゼッタのAI翻訳「T-4OO」などのAI技術を搭載した自動翻訳は、高い翻訳精度はもちろん、自然な文章を作成するのにも長けています。 そのため、翻訳機にかけた内容をポストエディットなしにそのままコピー&ペーストで利用することが可能です。

【例文】
度々すいません。先ほどお送りしたデータですが、いくつか訂正が入ったので、新しいものをお送りします。

【無料翻訳による訳文】
I'm sorry to bother you so many times. It is the data which I sent some time ago, but sends a new thing as some corrections entered.

まるで第3者が再度メールを送信したニュアンスになってしまいました。

【T-4OOによる訳文】
I'm sorry for bothering you so often. Regarding the data I sent earlier, I have included some corrections, so I am sending you a new one.

このまま利用できる正確で自然な翻訳です。

【テレワークにAI翻訳をおすすめする理由2:砕けた表現や言い回しにも対応】

また、テレワークの傾向として、やりとりが増えれば増えるほど、砕けた表現や言い回しが多くなります。 従来の自動翻訳を使用すると、直訳による誤訳や迷訳でビジネスの効率性が失われるのはもとより、信頼関係にまでも影響が及んでしまう恐れがあるのです。 カスタマイズ性に優れるAI翻訳なら、使えば使うほど利用するユーザーに合わせた自然な訳文を作成でき、フランクなコミュニケーションにも対応できます。

【例文】
許可が必要なので、メールチェックお願いします。

【無料翻訳による訳文】
Permission would like necessary, the email check.

なかなか意図が通じない訳になってしまいました。

【T-4OOによる訳文】
I need permission, so please check my email.

簡潔に翻訳されていて、完璧です。

【テレワークにAI翻訳をおすすめする理由3:セキュリティが万全】

総務省の「テレワークセキュリティガイドライン」の発表からもわかるように、職場の外で仕事をすることは「情報漏洩」のリスクを伴います。 普段から何気なく利用している無料翻訳ツールには、実はセキュリティ面で落とし穴があるのはご存じでしょうか。 システムの向上や新サービスの開発などを理由に一時的にデータを保存していることが多く、ある無料翻訳サイトの利用規約には「アップロードされたコンテンツは世界中で使える」とも記載されています。 手軽さゆえに利用規約の確認を怠ってしまい、知らず知らずのうちに契約書や社内資料などの機密文章を漏洩し、トラブルに巻き込まれてしまうかもしれません。

その点、T-4OOのような有料のAI翻訳ツールのセキュリティは万全で、安心してテキスト翻訳やファイル翻訳を行えます。 セキュリティ対策においても信頼がおけるAI翻訳ツールを導入した方が良いのは明白です。

※合わせて読みたい記事:無料自動翻訳サイトは危険?ビジネスで誤解を生まないための注意点

AI翻訳ならストレスフリーにテレワークに取り組める!

現在、「働き方改革」として注目されるテレワークですが、意思疎通や情報管理が不十分になりがちなど、注意すべきポイントもあります。 意見の相違や行き違いが生じやすい海外ビジネスの場合、こうした問題を回避するのにAI翻訳が絶大な力を発揮します。 精度・セキュリティともに信頼性の高いAI翻訳を選ぶことで、ささいなミスコミュニケーションにより生じる効率性や生産性、仲間意識や協調性の低下、さらには取引関係の悪化などを避け、ストレスフリーにテレワークに取り組めることでしょう。また、音声翻訳のツールも登場してきていますので、このようなツールも活用して、コロナ対策のテレワークを効率化していきたいですね。

筆者:大庭有美(オオバ ユミ)/バイリンガル·ライター
オーストラリア·シドニー在住30年。15年に渡りオーストラリアの日系媒体にて編集ライターおよび翻訳·通訳として活動。グルメ、芸能、インタビュー、育児、イベント、スポーツ関連の記事を主に担当している。